■中古物件はどんな人におすすめ？ 

中古住宅がおすすめな人は、以下のような方です。

1. 子どものいる家族：集合住宅に住んでいると、子どもの騒音が隣近所に迷惑がかかるのではないかと心配になることがあります。一戸建ての場合、そういった騒音の問題はほとんど杞憂に終わります。子どもたちがのびのびと遊び、家の中でも思いっきり元気になれる環境を求める方には中古住宅がおすすめです。
2. 支払いを抑えたい人：築年数や立地にもよりますが、中古住宅の方が賃貸物件よりも月々の支払額を抑えられる場合があります。特に郊外の場合、車が新たに必要になったりすることもありますが、それでも集合住宅でかかっていた諸経費（駐車場代・管理費・修繕積立代）が必要なくなります。そのため、総合的な費用を抑え、子どもや自分の趣味のためにお金を使いたいという方に中古住宅はオススメです。

■中古住宅のメリットは？

中古住宅のメリットは以下のように多岐にわたります。

1. 価格が安い: 新築よりも安いので、予算内で理想の住宅を見つけやすいです。
2. 物件の選択肢が広がる: 中古住宅の市場では、さまざまなタイプの住宅が販売されています。好みやニーズに合った物件が見つかりやすいです。
3. 実際の物件の状態を確認できる: 現物を見ながら、どんな状態かを確認できるので安心です。
4. リノベーションが可能: 好みやニーズに合わせて、自分の家を自由に改造できます。
5. 老後の生活の不安が解消される: 中古住宅を購入することで、老後の生活に向けた資金が準備できます。
6. 土地・家の規模が大きい: 広い敷地や広々とした家を手に入れることができます。
7. 固定資産税が安い: 築年数が経過すると税金が安くなり、税金負担が少なくなります。

特に固定資産税に関しては、中古住宅の方が新築よりも安くなる場合が多く、リノベーションによって新築のような姿に生まれ変わらせることも可能です。これらの点から、中古住宅は非常に多くのメリットを持っています。

■中古住宅のデメリットは？

中古住宅には以下のようなデメリットがあります。

1. 設備が古いため、修繕費や維持費がかかる: 中古住宅は新築よりも設備が古く、経年劣化や故障が起こりやすいため、修繕やメンテナンスに費用がかかる場合があります。
2. 住宅ローン控除額が低くなる: 中古住宅の場合、住宅ローンの残債残高に応じて適用される住宅ローン減税の控除額が新築よりも低くなることがあります。
3. 住宅ローンの審査が厳しい: 中古住宅の場合、築年数が経過しているため建物価値が低下し、金融機関が設定する担保価値が低く見積もられることがあります。そのため、住宅ローンの審査が厳しくなる場合があります。

これらのデメリットを考慮して、中古住宅を購入する際には適切な修繕やメンテナンスの計画を立てるとともに、複数の金融機関の住宅ローン審査を受けるなどの対策を検討することが重要です。