マイホームを購入の際、実にいろいろな選択肢があります。
まず大きく分けて悩むのが、新築住宅か中古住宅のどちらを選択するかということです。
もちろん、中古住宅を購入する方は、そのまま住む方もいらっしゃいますが、リノベーションする方が増えています。
今回は、中古住宅をリノベーションする設定でお話したいと思います。
新築住宅を購入するのも、中古住宅を購入してリノベーションするのもどちらにもそれぞれメリット・デメリットがあります。
それぞれのメリット・デメリットを踏まえたうえで、理想のマイホーム像に近い選択をするのが望ましいですね。
■新築住宅購入のメリット
新築住宅にも、注文住宅と、新築建売の2種類があります。
注文住宅は、間取りから内装・外観にわたるまで、自分の好みに沿って住宅を設計することが出来ます。
十人十色の家づくりができ、自由度が高い為、コストが高くなります。
一方で、建売住宅は、あらかじめ建築済みの住宅を購入するため、間取りやデザインなどは自分で選ぶ事が出来ません。
その分、コストは注文住宅より安くなります。
また、気に入った物件があったらすぐに入居できる場合が多いので、急いでマイホームが欲しい方にオススメです。
また、注文住宅・建売住宅どちらにおいても、新築住宅のメリットとして以下の点が挙げられます。
①耐震性・省エネ性能・最新の設備がしっかり整っている
地震が多い日本において、耐震性が気になるという方も多いでしょう。
現在の新築住宅は、1995年に発生した阪神淡路大震災を基にした、2000年に改正された建築基準法の耐震基準に沿って建てられています。
②光熱費を抑えられる省エネ住宅、ZEH(ゼッチ)が建てられる可能性がある
Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略。「断熱性能」「省エネ性能」「創エネ」の三つの基準をクリアした住宅のことを言いす。
省エネと、創エネを組み合わせることにより、住宅の年間の一次エネルギーの消費量がほとんど0になります。つまり「使うエネルギー≦創るエネルギー」になりえるのです。
③引き渡した後の10年は瑕疵担保責任の保証が受けられる
住宅の構造耐力上主要な部分等について、住宅施工会社は新築住宅を引き渡した時から10年間、瑕疵担保責任を負う義務があります。
■新築住宅購入のデメリット
①費用が高い
一般的に、中古住宅購入と比べ新築住宅の方が費用が高くなりやすいです。
②希望に沿った土地・物件が見つけにくい
住宅は、一般的に駅近くや商業施設の周りといった好立地の場所から順番に建てられます。
その為、新たに土地や物件を探そうとしても、すでに自分たちが希望するエリアには住宅地が出来上がっており、探しにくいというデメリットがあります。
また、好立地なほど、人気があるため価格は高くなります。
■中古住宅をリノベーションして購入するメリット
①新築住宅よりも低コストで自由度の高い家が手に入ることが出来る
上記のとおり、新築住宅と中古住宅の価格の差は大きいです。
中古住宅を購入し、自分の好みに間取りやデザインを変更することにより、注文住宅を購入するよりも低コストで自由度の高い住宅を手に入れることが出来ます。
②新築に比べて、環境に配慮している
日本の建築は、世界の中でもトップレベルなので、中古住宅でも耐用年数が残っているものがまたくさんあります。それでも、日本では建築寿命の半分程で建て替えをする場合が多いです。
新しいものには新しいものの良さがありますが、古いものを大事にして環境負荷の低い住宅購入の選択は、これからの時代とても重要な考え方でしょう。
日本でも、リノベーションの普及により、少しづつその意識が変わってきています。
■中古住宅をリノベーションして購入するデメリット
①リノベーションしてみて初めて分かる物件の瑕疵がある可能性がある
表面的には何も問題がなさそうな物件でも、いざ解体してみたらひび割れがあった、水漏れがしていたなどというパターンもあるかもしれません。
そうなると、当初の予算から追加の費用がかかってしまうおそれもあります。
②建物の構造上、不可能なことがある
リノベーションでは間取りの変更も可能ですが、建物の柱や壁が、どうしても取り除けないケースなどがあります。その際、耐震や耐久性にかかわってくる重要な構造体に影響のない、可能な範囲でのリノベーションになってしまいます。
■まとめ
新築住宅、中古住宅どちらにおいてもそれぞれにメリット・デメリットがある点についてお話いたしました。
マイホームは購入することが最終目標ではありません。
マイホーム購入後、そこから始まる新しい生活をどのようにしたいのかを十分に考え、理想の住まいを手に入れられたら良いですね。
ユニコーンハウジングでは、皆様の思い描く理想に少しでも近づけるような、住まいづくりをお手伝いさせていただきます。
是非、お気軽にご相談くださいませ。