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News & Topics2024年以降の住宅ローンの金利は今後どうなる?
日本以外の先進国では、ここ数年で多くの国が利上げを行ってきました。そして、日本でも2024年3月に日銀がマイナス金利政策を解除し、金利の上昇が見込まれています。
この記事では、住宅ローン金利の過去の推移や2024年以降の予測、金利上昇への対策について解説します。住宅ローンを利用中の方やこれから検討している方はぜひ参考にしてください。
■住宅ローンの金利とは
住宅ローンとは、住宅を購入・建築するために金融機関から受けられる融資のことです。住宅ローンの金利は大きく3つのタイプに分かれます。
- 変動金利型:金融情勢の変動に応じて金利が変わります。
- 固定金利選択型:一定期間だけ金利が固定され、その後変動することもあります。
- 全期間固定金利型:借入期間中ずっと金利が固定されます。
■金利の決まり方
住宅ローンの金利は一般的に、変動金利は短期金利、固定金利は長期金利に基づいて設定されます。
- 短期金利は日本銀行の政策金利の影響を受けます。
- 長期金利は市場の動向や景気に影響されます。
銀行はこれらの金利を参考に基準金利を設定し、個人の信用状況や借入条件に応じて金利を決めます。
■住宅ローンの金利は今後どうなる?
2024年3月に日銀がマイナス金利政策を解除したことで、住宅ローン金利の上昇が予想されています。実際に、「フラット35」の金利が上昇し、住信SBIネット銀行やイオン銀行などでも変動金利の引き上げが発表されています。
ただし、2024年5月現在では、金利を据え置いている銀行も多く、今後の動向を注視する必要があります。
■金利上昇への対策
今後の金利上昇に備えて、以下の3つの対策を考えてみましょう。
- 貯蓄を増やす 金利が上昇すると毎月の返済額が増える可能性があるため、早めに貯蓄して備えることが重要です。収入を増やすのが最も効果的ですが、生活費を見直すだけでも貯蓄に回せるお金を増やせます。
- 繰り上げ返済をする 繰り上げ返済をすることで元本が減り、将来支払う利息も減らせます。ただし、住宅ローン控除額が減る可能性や資金不足に注意が必要です。
- 借り換えを検討する 低金利のプランに借り換えることで総支払額を減らせます。金利上昇が予想されるため、固定金利に借り換えるのも一つの方法ですが、借り換えには費用がかかるため、慎重に検討する必要があります。
■まとめ
この記事では、住宅ローン金利の過去の推移と今後の動向について解説しました。マイナス金利政策の解除により、金利上昇が予想されます。まずは自分の資金状況を確認し、金利変動があった場合の支払い変化をシミュレーションしてみましょう。その上で、借り入れるローンの選択や、繰り上げ返済や借り換えなどを検討してみてください。不安な点があれば、担当の不動産会社や金融機関に相談するのが良いでしょう。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。
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