新しく住宅などの不動産を購入する際は、防犯性にもこだわりたいところです。鍵の種類にこだわることにより、手軽に防犯性を高めることが出来ます。
物件探しやマイホームを建てるときに、セキュリティの項目で「ディンプルキー」という言葉をよく見かけます。一般的なシリンダーキーとはどう違うのでしょうか?
◆ディンプルキーとは?
ディンプルキーは、外側にギザギザが付いた形状のディスクシリンダーと違って、複数のくぼみがある形状をしているのが特徴です。
◆通常の鍵との違い
ディンプルキーも一般的なカギと解錠の仕組みは同じです。
大きな違いは、一般的なピンシリンダーは上下にのみピンがついているのに対し、ディンプルキーは上下以外にもさまざまな箇所にピンがあり、より複雑な構造をしているところです。ピッキングして鍵を開けるまでに10分以上の時間を要し、犯罪を抑制します。
◆ディンプルキーのメリット
防犯性に優れているディンプルキーですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
・ピッキングが難しい
先ほどお話ししたように、ディンプルキーの鍵穴内部はとても複雑な構造をしています。今までの鍵のように鍵本体と鍵穴の形状を合致させるのが難しいので、ピッキングの防止になります。
・複製しにくい
ディンプルキーのくぼみは非常に精巧に作られています。複製には高度な技術が必要ですので、自分の知らないところでスペアキーが作られてしまうというリスクを軽減できます。
・豊富なバリエーション
ディンプルキーは、くぼみの数・形状を変えるだけで異なる種類の鍵を無数に作ることが出来ます。その種類は数十~数千億通りとも言われています。
◆ディンプルキーの注意点
防犯性の高いディンプルキーですが、注意点もあります。
・従来の鍵に比べて高価である
ディンプルキー特別な工具や技術が必要であり、製作に時間を要するため、販売価格は1万円以上のものが多く、従来の鍵に比べて高価です。
さらに、鍵を交換する際の費用も約4万~5万円と高いので、取り扱いに十分気をつけましょう。
・合鍵の製作が困難である
メーカー純正の合鍵は、製作期間が3~4週間ほど必要になります。合鍵製作業者に依頼もできますが、技術的な面で複製できないと断られる可能性もあるので、注意しましょう。
・わずかな消耗摩耗で使えなくなる
ディンプルキーはとても精巧に作られているので、わずかな消耗摩耗で使えなくなってしまうことがあります。
ですので、落としたり傷つけたりしないよう、取り扱いには十分な注意しましょう。
また、日ごろからこまめに汚れを拭き取っておくことが大切です。
◆まとめ
不動産購入において、セキュリティに優れたディンプルキーの需要が高まっています。
防犯性に優れたディンプルキーは、特に女性の一人暮らしや、お子さんがいるご家庭など、防犯面を重視してお住まいをお探しの方におすすめです。
通常の鍵に比べて高価ですので、費用がかかるなどのデメリットもありますが、セキュリティの高さを考えればお金をかける価値があるかと思います。
複雑な構造のディンプルキーは、ピッキングや無断でのスペアキーの製作を防止することが出来ます。住宅などの不動産購入の際にセキュリティを高めたい場合は、ディンプルキーの導入をおすすめします。
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