競売物件とは、市場価格より安く購入できると言われる物件です。マイホームの購入は大きな買い物なので、できるだけ質が良くて安い物件を探したいもの。競売物件を検討する人もいますが、一般的な中古住宅の購入方法とは違う点や注意点があります。今回は、競売物件の購入方法と注意点について解説します。興味がある方はぜひ参考にしてください。

■競売物件とは？

競売物件とは、所有者が何らかの理由で物件の代金を支払えなくなり、入札方式で購入者を募る物件です。マンション、一戸建て、土地、事務所、店舗など様々な種類があります。銀行などの債権者が申し立てて競売にかけられ、オークション形式で最も高い入札者に物件が売却されます。その代金は債務の返済に使われます。

■競売物件のメリット・デメリット

メリット

競売物件の最大のメリットは価格の安さです。一般的な市場価格の6～7割程度で購入できることが多いです。入札には不動産業者だけでなく、一般の人も参加できます。

デメリット

競売物件のデメリットは売主がいないことです。一般の物件では売主が物件を整え、内見や引き渡しを行いますが、競売物件には売主がいないため、物件の内見ができず、購入後の整備は購入者が行う必要があります。破損や修繕が必要な場合も、購入者が費用を負担しなければなりません。

■競売物件の購入方法

競売物件を購入したい場合は、住みたい地域を管轄する裁判所の物件情報を確認します。全国の競売情報を一度に検索できるサイトも便利です。購入したい物件が見つかったら、オークション形式で入札します。

■競売物件を購入する時の注意点

物件情報が少ない

競売物件は一般の中古物件と比べて情報が少ないです。内見ができないため、得られる情報が限られています。

瑕疵担保責任がない

競売物件には瑕疵担保責任がないため、隠れた欠陥が見つかっても購入者が修繕費用を負担する必要があります。購入費用と修繕費用を合わせて見積もっておくことが大切です。

住宅ローンが組みづらい

競売物件は通常の物件とは異なる手続きが必要で、住宅ローンの申請が難しい場合があります。専門業者のアドバイスを受けると良いでしょう。

■まとめ

競売物件の購入方法や注意点について解説しました。競売物件は一般の中古物件とは違い、オークション方式で取引されます。情報が少なく、住宅ローンの手続きも難しいため、専門業者に相談することをおすすめします。