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売却前のリフォームは必要?

不動産の売却を検討する時に、売却前のリフォームが必要かどうかについて、相談を受けることが多々あります。

今日は、売却前のリフォームについてお話します。

 

 

■リフォーム費用を売却価格に反映させるのは難しい

「住まいを売却前にリフォームしておけば、良い値段で売却できるのでは?」と考えて、高額なリフォームを検討する売主様は少なくありません。

リフォーム費用を価格に上乗せして売却すれば費用を回収できると考えがちですが、実際にはリフォーム費用の上乗せは簡単ではなく、

販売価格が割高になり住まいが売れにくくなることもあります。

中古住宅は築年数や構造、設備などで評価され、年々価値が低下していきます。そのため、リフォームをしても査定額を大幅に上げることは困難です。

逆に、状態の悪い住宅が築年数以上に査定額が下がるケースが多く、リフォーム費用を売却価格に反映させるのは難しいと言えます。

 

■リノベーションの流行

また、最近は「築年数が古く安い中古住宅を購入してリフォーム・リノベーションを行い、自分にとって心地よい住まいを創りたい」と考える人が増えています。

こうした人々にとって、すでにリフォームされた住宅は魅力が薄れ、リフォーム費用が販売価格に転嫁されているのではないかと感じることもあります。

■リフォームは無駄?

とはいえ、リフォームがまったく無駄になるわけではありません。築年数が経っていても、キレイな状態が保たれている住宅は買主様に好印象を与え、購入意欲を高めることができます。

たとえば、戸建て住宅の場合、売れるまでの期間は平均で3カ月かかりますが、リフォームによって早期売却の可能性が高くなることもあります。

 

■結論

結論として、ハウスクリーニングや目立つ場所の修繕にとどめておくのが無難です。

特に、女性が購入の決定権を持つことが多いため、汚れやすいお風呂場や洗面所、キッチン、トイレなどの水回りを中心にクリーニングすることが効果的です。

また、クロスや床の張り替えなどのリフォームは比較的安価に済ませることができ、家をキレイに見せる効果があります。

 

■まとめ

築年数が経過した物件の場合、リフォームが不動産の価値を大幅に引き上げることはありません。

売却前にリフォームを検討する場合は、まず不動産会社に相談することをおすすめします。

ハウスクリーニングなど費用をあまりかけない方法で住まいをキレイに見せる工夫をし、内覧時の対応などで好感度を上げることが大切です。

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