今回は、購入条件の整理から現地見学、売買契約、引渡しまでの流れについてご紹介します。
全体の流れを把握することでよりスムーズな購入を実現することが出来ます。

 

１購入条件の整理

マイホームの購入を考え始めたら、まずは購入目的や希望条件を整理しましょう。
ここで大切なのは、「希望条件に優先順位をつける」ことです。
戸建かマンションか、駅の距離、広さ、日当り、築年数など。
何が自分の中でゆずれないポイントなのかを整理しておきましょう。

２資金の計画

「いくらの物件が買えるの？」「自己資金はいくら必要？」という疑問をクリアにするためにも、資金計画をたてましょう。
購入にあたっては、物件価格の他にも、税金などの諸経費がかかります。 一般的には住宅ローン借入金額＋自己資金から諸経費を引いた残額が「購入可能な物件価格」となります。
状況によっては購入物件決定前に「住宅ローンの事前審査」を行うことも可能です。

■購入時の諸費用は？■
手付金、印紙代、仲介手数料、登記費用、固定資産税や管理費等の清算金　ローン関係、火災保険料、固定資産税、不動産取得税、引越費用、リフォーム費用
物件により異なりますが、物件価格の10～20％が必要経費として考えましょう。

３物件情報の収集

希望条件が整っていれば物件探しをスムーズに進めることが出来ます。
チラシやインターネット、不動産会社からの情報提供を活用し
できるだけ多くの情報に目を通し、希望に近い物件を探しましょう。

４現地見学・購入申込

気に入った物件が見つかれば、積極的に現地に足を運びましょう。ネットの情報では把握しにくい、いろいろな発見があるはずです。
物件を見学する際には、陽当りの他にも生活施設は充実しているか、環境的に気になる点が無いかもチェックしましょう。
販売中の物件には、売主様が居住中で事前に見学予約が必要な物件もあるので注意しましょう。
物件を比較・検討し「ここ」という物件が決まったら購入申込みを行い、契約条件の調整・売買契約に進みます。

 

５契約条件の調整

購入条件や代金支払条件、引き渡し時期など、仲介担当者を通じ調整、交渉を行います。
「主な条件」
購入希望金額、契約予定日、引渡し時期、融資利用と予定金額
該当する場合は、土地の測量、建物解体、引渡猶予等などもあります。

６売買契約

契約条件で合意ができたら、売買契約書等を取り交わし、権利・義務などを明らかにします。
この際に「重要事項説明書」「物件状況報告書」「設備表」等の内容もしっかりと確認しましょう。
事前に購入名義（単独か共有か）を決定し、代理人契約を行う場合は委任状等を準備します。

「売買契約時に必要なもの」
印鑑、本人確認資料、手付金、収入印紙、仲介手数料の半金等などがあります。

７住宅ローンの申し込み

借入金融機関を決め、申込必要書類を揃えたうえで、住宅ローンの申し込み手続きを行います。

「住宅ローン申込時の書類等」
住民票、本人確認資料、住民税決定通知書、売買契約書原本、実印、収入証明書
＊金融機関や条件等により異なります。

8残金決済・物件引渡し・引越し

当日は登記申請手続き、残代金・固定資産税等精算金の精算、鍵等の引渡しを行います。
登記手続きを行う司法書士に登記申請書類を提出します。
住宅ローンが口座へ振り込まれると同時に売主様へ残代金や清算金を支払い、合わせて登記費用や仲介手数料についても精算します。
また、売主様より鍵や関係書類一式を受領し、引渡確認証を取り交わします。

「残金決済時に用意する物」
残代金・仲介手数料の残額・登記費用・固定資産税・管理費等精算金
本人確認資料、住民票、実印、印鑑証明書、通帳

＊その他に、引越し準備、ライフライン変更連絡、各所への住所変更が必要です。
住宅ローン控除等の税制上の特例を受ける際は確定申告を忘れずに行いましょう。

 

 

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